• 抑制廃止とケアの質を高める会
  • 会長挨拶

会長挨拶

会長挨拶

 福岡県療養病床協会(現、福岡県慢性期医療協会)の看護部長会では、高齢者のケアの質を高めるために勉強会を定期的に開催されていました。その折に上川病院(八王子)の「縛らない看護」に出会い、抑制廃止の活動を始められました。それは、看護者だけでなく病院全体にも相当の理解と覚悟が求められて一大事業だったそうです。そして1998年、抑制廃止福岡宣言をされました。

 宣言後も「患者さんの日常生活が安全・安楽であれば抑制を必要とする場面は軽減する。そのためには現場の看護や介護の質を上げることが重要である」という考えのもと抑制に関する勉強会が続いています。現場での悩み・問題・疑問などそれぞれに意見交換や情報交換をしながら、課題に向き合っています。研修ではファシリテーションスキルや問題解決手法を学び、聴く力や考える力を養います。そして、自施設にフィードバックしていくことで、伝える力・実践力を習得していきます。

 『尊厳の保持』を心にとめ、患者さんとスタッフ共に笑顔で日々過ごせるように取り組み続けて参りたいと思います。

抑制廃止とケアの質を高める会
会長 眞名子 佐喜子


0
https://www.famcf.jp/wordpress/wp-content/themes/wp.fryoyo